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虚呂路

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                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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 一ヶ月間小学生達に古武術指導をしてきましたが、ようやく終了。
 回を重ねるごとに体術に対する自信を失っていく。
 でもお陰で、どれだけ鈍っているか自覚も出来たし、いい勉強になりましたね。

 最後の練習はひたすら私が投げては起き上がらせてを繰り返し……。
 要は、受身を取らせる練習です。
 一人十回づつ投げるのだけれど、ふとこちらが投げるのを途中で止めると、
 力を加えていないのに、彼らは自分から転がっていってしまう。
 まあ、気持ちはわかる。腕を捻られるのは痛いよな。
 自分から倒れた方が楽だよな。
 でも練習にはならないし、今自分から転がったな?と問い詰めて、
 首振って否定している間に不意を突いて倒したりして、
 すると見事に頭をぶつける。……修練の成果がまったく見えん。
 まあ彼らの気分としては、所詮遊びのようなものなのだろうし、
 こっちも楽しませるように指導しなきゃいかんのかもしれなかったな。

 その後の棒術の練習の時に、何だか見覚えがある人がいると思っていたら、
 むこうは何故かよく覚えていたらしい。
 私が小学校五年でまだ子供クラスにいた頃、大人クラスで訓練していた人だ。
 クラス全員の名前と顔を覚えるのに半年かかる私にしては、
 ぼんやりでもよく覚えていたものである。
 あの頃は帯の色を見て、ずっと先輩だと思っていたのだけれど、
 ちょうどその時入門したばかりだったそうな。
 大人クラスから始めると、年齢を考慮してずっと上の級から始まるらしい。
 よって、私が十三年目に入るのに対し、彼はまだ八年目。
 なんと私の方が先輩だったのだ。また、彼の年齢は私の二倍だという。
 遥か年上で、ずっと先輩だと思っていたのに本当は後輩だった人。
 そんな相手に指導するのは、なんともいえない、不思議な気分だった。

 大学が始まって、忙しくなったら、
 果たして今までのように通えるのだろうか。
 続けていきたいな。最初の頃は私も遊びの気分だったし、
 親に言われたのが始まりだ。
 でも、今は自分の意思で、好きでやっている。
 やっぱり、続けていきたいと思う。

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