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虚呂路

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                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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私のような腑抜けが、このような問題について述べるのは相応しくないと思うし、
実際のところ、大したことも言えないのが事実であることも否めないのだが、
なんかもうイライラして我慢できないので、書き散らしてみることにする。



『チベット問題』という言葉を聞いたことがある人は多いと思う。
これは、1949年における『中華人民共和国』の建国当初から続く問題だ。
当時の中国指導者である『毛沢東』は、北京にてある宣言を行った。
それは「チベットは元々は中国の一部である、よってチベットを開放する」というものだ。
どういう理屈で『チベットは中国の一部』などと主張したのかは知らないが、
中国は強大な軍事力をもってして、本当にチベットに攻め込んで制圧してしまい、
『チベット』という国家は中国の一部として取り込まれて地図から消失するに至った。

当然、チベットの人々は中国の支配に対して強い不満を持っていたが、
それ以上に人々は最高指導者である『ダライ・ラマ14世』の処遇に不安を感じており、
1959年には首都のラサにて大反乱を起こすも、やはり制圧されてしまう。
『ダライ・ラマ14世』は、これ以上の人々と中国軍の衝突が起こることを危惧して、
「自分がここにいても犠牲者が増えることになるだけだ」と、インドへの亡命を決意する。
そして現在は、北インドのダラムサラに樹立した『チベット亡命政府』に身を寄せている。
一部のチベット人もインドやネパールに亡命して、難民居留地で暮らしているが、
現在も多くのチベット人が、『自治区』と称された旧チベット領で生活を送っている。

その後、中国はチベットに『改革を強制しない』と協定を結んでいたものの、
「近代化のための民主改革」などと称した様々な『改革』をチベットに押し付けて、
物理的にも、文化および思想的にも、徹底的に破壊と蹂躙を続けてきた。
信仰の自由は失われ、『ダライ・ラマ』を否定しない僧侶は寺院から追い出されてしまい、
九割以上にも及ぶチベット僧院が破壊されて、人々の心も無残に踏み砕かれた。
中国に従わない者は投獄や拷問をされて、まともな裁判も無しに殺されてしまったり、
駐留する中国軍や、急激に入植してきた中国人によって食料を奪われてしまい、
餓死者が出ることも珍しくないという時期すらあったという。
そうして、いわば『虐殺』されたチベット人は100万人を優に越えるとされている。

『ダライ・ラマ』は、これほどの仕打ちを受けているにもかかわらず、
決して、中国からのチベット独立を求めてはいない。
ただ、本当の意味での『自治』を認めてくれることを、中国に訴え続けている。
その目的のためには「決して暴力を用いることはしない」と世界に宣言しており、
大半のチベット人もそれに従って、「非暴力」を貫き続けている。
だが、中国は最初の宣言に従って「ダライ・ラマは祖国分裂を目論んでいる」などと、
『ダライラマ』を屁理屈にすらなっていない主張で非難して、
2008年にとうとう起こってしまったチベットの暴動を武力でもって鎮圧した後には、
「今回の暴動も『ダライ・ラマ』が住民を煽動して引き起こしたものだ」と糾弾するなど、
決してチベットの言葉に耳を傾けようとはせずに、圧制を続けているのだ。

他にも、亡命をしようとするチベット人を狙撃したり、
広大なチベット高原を核実験場や廃棄物投棄として利用、環境の破壊を行うなど、
その悪行は枚挙に暇が無く、現在もチベットは上記と大差無い状況が続いている。
また、チベットに対する中国人の入植は増えていく一方で、
チベット人には産児制限が設けられ、『チベット人』そのものが無くなろうとしている。
この政策は民族浄化と称されているが、一体全体何が浄化なんだ馬鹿野郎。
やっていることが、ナチスドイツのユダヤ人虐殺とまったく変わらんぞ。
これは紛れもなく、現代のホロコーストとしか言いようがない。
まあ、ホロコーストに虐殺は無かったっていう説もあるけども、それは置いておいて。
……いかん、ちょっと言葉が乱れてしまったな。

元々、中国(漢民族)は古来から様々な周辺民族を取り込んできた国家だ。
つまり、民族浄化は漢民族お得意の手法ということである。
弾圧された民族としては、ウィグル民族とかはかなり有名なんじゃなかろうか。
個人的に大陸の方面の人々には、曽祖父の代に酷い目に遭った恨みがあるので、
ちょっと敵意というか偏見が混ざってしまわざるを得ないのだが、
中国(漢民族)は本質的に『奪う民族』なのだろうと私は思っている。
そして、ともすれば日本もこの『奪う民族』に狙われていると考えることも出来るのだ。

……沖縄に中国の移民3000万人を受け入れようとする政策が進められている。
穿った見方かもしれないが、これは日本を第二のチベットとする布石ではあるまいか。
彼らは移民と称して、その実は民族浄化としての侵略をするつもりじゃないのか。
外国人参政権も、彼らにとっては非常に有利な状況を作り出すだろう。
ちなみに、対馬には韓国人を3万人ほど移住させようとしているらしい。
民主党は日本を中国や韓国に売り渡すとしか思えない政策ばかりをしている。
外国人参政権なんて、米国すら認めていないんだぞ。
外国人参政権を認めたオランダなんて、イスラム移民に半分乗っ取られているんだ。
そもそも、外国人を日本の深部に受け入れることに何の利益がある?
ましてや中国や韓国の人々の多くは、未だに戦争の恨みを日本に燃やしている。
おまけに小沢民主党党首は、在日二世朝鮮人との噂もあるらしい。
もう、猜疑心の塊にならざるを得ない……。
日本がチベットと同様に蹂躙される未来が、いつか来るのかもしれない……。
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無題

まあ、中国だからですな…
下手に国が大きい分韓国とかよりも性質が悪い……
最早色々と手遅れな気もしますが、右寄りと言われても国を大切にしていきたいと思う柴犬です。
柴犬 2010/01/10(Sun)21:04:09 編集

疑心暗鬼かもしれないけれど

コメントありがとうございますー。
大陸系の方々が悉く日本を搾取対象として見ているなんて思うほどの偏見は無いですが、
最近の動向を見ていると、さほどの愛国心を持ち合わせない私も流石に不安になりますね

そういえば、チベットの報道が当たり障りの無いものばかりだったのは、
日本と中国の間にはせこい報道協定も結ばれているからだったりします
『中国で取材する代わりに、不利益な情報は報道するな』という約束ですね
まあ、こういう約束事は取引の対価として非常に有用だけど……何だか釈然としません

新年からこういう記事もどうかと思うので、遅ればせながらも格納しておきましょう
獅子笑い 2010/01/12(Tue)09:58:21 編集
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