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虚呂路

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                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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横綱・朝青龍関の引退騒動が連日のように紙面と画面を席巻しておりますが。
今日は理事会で特別功労金なる一種の退職金の額面について議論されているそうな。
昼にうどんを啜りながら、姦しくも猥雑な話題を声高に叫ぶワイドショーに辟易しつつ、
したり顔で立て板に水のごとく意見を並べ立てる有識者とやらの話を耳に挟んだ。
放送する側も視聴する側も付け焼刃でご満悦を得るためだけに存在しているような、
下世話で好奇な番組と思いながらも、思わず知らずの内に目を遣ってしまう己が虚しい。

私のろくでもない哀愁についてはともかくとして、
その番組では、朝青龍の功労金の額面はどの程度が妥当かという議題を掲げており、
編集による印象操作が常套手段である街頭インタビューを実施していたのだが、
¥0と吐き捨てる人もいれば、5億とのたまう人もいたりして、意見の断絶ぶりが面白い。
これに関しては操作のしようもないだろうから、実際に世論は混迷しているのだろうな。
しかし、朝青龍を擁護する人に多い意見で、1つだけ個人的に許せないものがある。
それは「やっぱり格闘技にヒール(悪役)は必要だから云々……」というものだ。
確かに、格闘技において正義役と悪役を設ける図式は古来から支持されてきたものだ。
だが、格闘技における悪役は「リングの上での悪役」として君臨するべきなのであって、
リングの外でまで悪役をやっちまうのは駄目に決まっているだろうが!
分別なく場外乱闘をやらかせば、それは『悪役』じゃなくて『本当の悪』に他ならない。
悪役には多少の武勇伝が必要と笑う奴は、一種の犯罪教唆をやっているようなもんだ。
あくまでも役は役として、リングの外側と内側で切り替えるのが格闘家の作法だ。
リングの内側に審判はいても警察はいないから、悪役は存分に悪になってかまわないさ。
だが、外側には警察がいるんだ。悪をやらかしたら裁かれるのが当たり前。
事情は知らんが、暴行事件なんざ起こしてお咎めもなく無罪放免にはなりゃしない。
とはいっても、今回の件は民事っぽいから警察介入は難しいのかもしれんが。
……そういや、民事と刑事の判断基準ってどうなってるのだろうな?
それは置いておいて、私がはっきりと言えることはただ1つだけ。
ワイドショーと朝青龍関がとってもとってもとってもとってもとってもとっても大嫌いです。
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無題

私も嫌いです・・・・
NONAME 2010/02/11(Thu)16:02:58 編集

(ざっと だずんと はぶ えにーたいとる)

…自分で見ても焦りそうなタイトルでこんばんは。

朝とか青とか龍とかテレビとかの話(要は本題)はたどたどしくスルーさせていただくとして、民事と刑事の基準の話だけコメントさせていただきます。

調べたところ
・警察の人の判断{「事件性が高いか」(相談者の様子や被害の程度、被害者と加害者の関係などから判断されるさしい)など}

…のみ、みたいですね。
その判断一つで一つの案件の扱いが大きく変わるのはやたら手続きを踏まなくていい分短い時間で決まると考えるべきか、タチの悪い人に当たったらと不安に思うところなのか。
難しいですね。
とくにな 2010/02/12(Fri)00:17:57 編集

コメントありがとうございますー。

>名無しさん
ワイドショーが? それとも朝青龍関が? いや、両方でしょうか?
嫌いと言うのは簡単ですが、その理由をある程度は述べられないと、
根拠のない罵倒にしかならないので、主張の作法に反すると思うのですが。

私の場合、ワイドショーは面白さの追求の為に過度な誇張と演出を正当化することに、
生理的な嫌悪感を感じてしまうので、ワイドショーは嫌いです。

朝青龍関は強さだけを見れば立派なものだと思いますが、
強さはそれ以上でもそれ以下のものでもなく、免罪符とはなりえないと思います。
よって、彼の『強さ』を他の要素と天秤にかけることも非論理的だと思います。
なので、私の価値観において、彼の『強さ』以外の要素を認めることは出来ません。
認めることが出来ない点に関しては、嫌悪感すらも感じます。
故に、私は彼のことが嫌いです。


>とくになさん
なるほど、完全にご都合主義で判断できそうな基準なのですね。
いくらでも屁理屈を捏ねられそうな解釈の余地の甘さが滲み出ています。
多様なケースに対応するには曖昧な記述を用いるしかないのかもしれませんが、
仮にも法律に関わる単語がこんなんでも大丈夫なのだろうか……。
事件性の有無にしたって、現場の裁量任せというわけになりますし。
上手く使えば効率的に、下手に使えば禍根の種に。
法律というよりも、それを解釈する人間の性に根付いた功罪だと思いました。
獅子笑い 2010/02/12(Fri)14:02:58 編集
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