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虚呂路

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                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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ガン×ソードを見返す前に気になっていた「新世界より」を纏めて視聴した。
予備知識ゼロで入ったからか三話を見るまで要領を得なかったが、
これは、実に良いディストピアSFであった。

事前に原作小説の著者が貴志祐介氏であることは聞いていたから、
てっきりミステリ系かサイコ系の内容なのかと思っていたので意表を突かれた。
貴志氏は昨年に映画化され賛否両論に沸いたサイコホラー「悪の経典」の著者である)

調べてみると、元々はハヤカワSFからデビューされていたらしい。
なるほど、むしろこっちが本領だったということか。

ディストピア系は歪んだ世界の構図とそれが生み出す人々の不条理な生き様も面白いが、
そのような形に至るまでの執拗に屈折した歴史の変節ぶりが明かされる過程も良い。
そして暗黒郷の終焉とそれに代わる新たな概念と世界に対するカタルシス。

今回の場合、根本的な問題は結局解決されていない点に不完全燃焼の感はあるものの、
それを除けば諸手を挙げて面白かったと断言できる。
折角だし原作の方も読んでみようかねぇ。


SFといえば、ガルガンティアはロクに話が進まないなぁ……と思っていたら、
うん、第九話にしてやってくれたな虚淵氏。
前半の幾つかの描写から察した通りの展開だったけれど相変わらず容赦無いなぁ。
「たまには明るい脚本もイイヨネ!!」という台詞は何処に行った。
ていうか、コレは1クールでまともに終わるのか?


ガルガンティアと同じくロボ系アニメであるVVVは話が進みそうで進まない。
ロボの戦闘シーンが少なすぎて自分の中では学園アニメになりつつある今日この頃である。
第五話はヤバかった……「紅」の第六話を思い出したぞ。
ヴァルブレイブのデザインは好きだからもっと戦闘を増やして欲しいのだが。
キャラが揃いも揃ってやること為すこと言うことの大抵がアレな感じで心が折れそうだ。

薄氷の上の偽りの平和だってのにお気楽能天気に馬鹿やってる連中を初めとして。
一人旅団さんは予言を当ててはいるけど、その回答に至る思考経緯を省いているせいか、
なんか一周回って馬鹿っぽいっていうか電波さんみたいに見えてくるし。
アイディアマンなショーコさんは色々な意味で斜め上すぎて正直付いていけないし。
いや、面白いといえば面白いのだけど最早シリアスな作品ではないな、と。
これは2クールに期待するしかないのだろうか。
取り敢えずアキラとアイナさんを支えに視聴を続けよ……って、ギャー!!(第七話)
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