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虚呂路

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                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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長らく探していたSF Japan 2002の夏号を入手することが出来た。
なんでそんなものを?――と、思われるかもしれんがコレには貴重な小説が載っているのだ。

「デジモンテイマーズ1984」――単行本化されていないデジモンの短編小説である。
表題の1984から分かるように本編の過去を題材とした物語が描かれている。
ジェンの父やSHIBUMIをはじめとする若きワイルドバンチのメンバーたちを主役としており、
チームの結成とデジタルワールドの創造、そしてやがて訪れる事件について語られる。

掲載誌が大人向けのSF雑誌ということで内容も当然ながら相応に深いものとなっている。
デジモンテイマーズはヒュプノスやワイルドバンチ、デ・リーパーなど、
完全には露出しない複雑な背景が脚本担当の小中千昭氏によって盛り込まれており、
他のアニメシリーズに比べて子どもには理解が難しい部分が多い作品である。
1984ではそんなアニメの裏側にある練り込まれた設定が遺憾なく発揮されたわけだ。

だが、当然ながら当時アニメを見ていた子どもがSF Japanに触れることは殆ど無かったため、
いまでは当時のデジモンファンにとって幻の作品として扱われているのである。

うむ、期待通りに面白かった。
真面目に突き詰めていくとデジモンは十二分にSFなんだなぁ、と再確認。
ファンの年齢層が上がった現在だからこそ、またこういう作品の展開をして欲しいものだ。


風雨来記3がPCゲームとして発売されると聞いてお茶を吹いた。
コアなファンが多いシリーズではあるが、今になって続編が出るとは思わなかった。
地味ながらも丁寧に作られた作品で個人的には大好きである。
今作ではついに全道を旅できるようになるそうだし、これは買っておかねばなるまいな。
出来れば、いつかリアルで本当にアテのない旅のひとつでもしたいものだ。
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