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虚呂路

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                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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 私はもう古武術を習い始めて12年ほどになるが、
 体術はともかく、格闘術はあまり得意とはいえないかもしれない。
 体格が同年代に比べて小さいから筋力では劣るし、
 実際に喧嘩を経験したこともあまり無いからだ。

 だが、そもそも武術はそれほど筋力を必要とはしない。
 あればいい、という程度だと私は認識している。
 武術とは力任せに戦うのではなく、
 体の運びによって最小限の動きで最大の威力と最高の速さを生み出す
 ——なんというか、言い換えると物理学による効率化の実践?(何だそりゃ)
 もっとも物理は苦手だが…それは(本当に)どうでもいい。
 よって、それまで私はあまり自分の体格について気にしなかったし、
 男は身長が高くなければならないとか、低いと格好悪いとか思わなかったので、
 別段困るということは無かった。
 だが、今私はあと10センチ…いや、せめて5センチでもいいから
 背が伸びて欲しいと強く望んでいる。

 きっかけは2年ほど前だ。
 それまでは体術と格闘術をメインに訓練してきたが、
 道場の場所が変わるのを契機に六尺棒術と刀術に絞って習うことになった。
 武器に関しては半棒(三尺木棒)と鎖分銅をほんの短い期間だけ扱い、
 飛び道具の手裏剣と吹き矢を遊び半分に扱ったことがあるだけで
 殆ど経験は無いといってよかった。
 そうして、10年目にしてようやくまともに武器の訓練を行い始めたのだが、
 どうやら私は格闘よりも武器の扱いのほうが得意らしい。
 師範や他の先輩方から筋が良いとお褒めの言葉を頂き、
 私自身もなんとなくだがそれを自覚していた。
 当然さらに上手くなりたいと思い、
 武器の扱いに長けた先輩方に現在も指導して頂いているが、
 そこで一つ、問題が浮かび上がってきている。

 六尺棒とはその名の通り六尺(約180センチ)の木棒のことだが、
 これは当然背が低いとまともに扱うことが出来ない。
 私はさすがにそこまで小さくは無いものの、運びによっては――
 例えば下から掬い上げるようにして打つ際、床にぶつけてしまうことが多い。
 これがまた単純であるが故に、なんとも悔しくて仕方が無かったりする。
 もっと身長が高ければ、この問題はたやすく解決できる。
 現在よりも棒を高い位置に保持しておくことが可能ならば、
 地面にぶつけることも無いのだ。
 だが私も身体的な成長を望むのは難しい年齢になってしまったわけで。
 何か解決策は無いものだろうか……と悩んでいたりするのである(溜息)。
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