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虚呂路

虚呂路

                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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「テツワンレイダー」と同名の漫画があった気がしたけれども、
それは「鉄腕バーディ」と言うタイトルで、私の勘違いでしかなかった。
字面的には全く合致しとらんし、読み的にも「テツワン」しか合っとらんやんけ。
若年性も存在するとはいえ、アルツハイマーになるにはまだ早すぎるぜ。

大楽さんがブログにて、テツワン二巻を書き上げたとの報告。
かなりの出来と自負しておられるそうなので、めっちゃ期待度が上がってきた。
マジですか、マジなんですか? とか、思わずディスプレイ前で呟いてしまったぞ。
まだまだ先になるが、二月が実に楽しみである。

「BUMP OF CHICKEN」の新曲が25日に発売された。
YoutubeにPVがあったから、休日には延々と流し続けて聞き入っていたが、
やはり今回も良い曲だ。心の奥まで沁み入ってくるメロディとリリック。
既に新アルバムを作れる程度に曲が溜まっているそうだが、
流石にまだアルバムは、シングルを一枚か二枚出してからになるだろうな。

そういえば「school food punishment」の新曲も5日に発売である。
これは「劇場版 東のエデンⅠ」の主題歌であるシングル。
TV版での「school food punishment」によるエンディング曲に鮮烈な印象を覚え、
瞬く間に引き込まれて以来、聴き続けているのだが、こちらも実に素晴らしい。

しかし、思えば色々な曲を聴くようになったものである。
高校生になる以前は、まったくといっていいほど音楽に関心がなかったというのに。
せいぜい「尾崎豊」しか聴いてなかった筈だ。
何故か小学校三年頃から、カセットテープが擦り切れる程に繰り返し流していた。
特に「15の夜」「卒業」「路上のルール」「僕が僕であるために」が好きだった。
今では好きなアーティストも随分と増えてきたものだ。
「RADWIMPS」 「HY」 「AAA」 「LONG SHOT PARTY」 「369」
あと「Sound Horizon」とか(ちょっと一般的とはいえないジャンルだが)。

やっぱりiPodを買ったのが契機となったのかな。
一般的な曲は聞かなかったが、ネット上の曲素材(インスト)はよく聴いていて、
それらを持ち歩くためというのが購入した理由だったのだが。
今でも1/3程度の容量は、相変わらずインスト曲に割かれているけれど、
楽曲リストの様相は、当初から随分と様変わりしたものである。

しかし、このiPod nanoは使い始めてから四年も経過してしまった。
そろそろ寿命を迎えて然るべきだろうし、今となっては容量も2Gでは全然足りない。
二代目の購入を考えなければならないな……。

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富士見ファンタジア文庫の「七人の武器屋」で知られている、
大楽絢太さんの新作「テツワンレイダー」が、つい先日に発売された。
遅ればせながら、ようやく手に入れて読み終えたので、軽く感想でも述べてみる。
ネタバレというほどのものはないけれど、批判的な内容なので、あしからず。


序盤の物語への導入は、やや唐突で強引さを感じさせる滑り出しだった。
しかし、これは前作の「七人の武器屋」においても同じことが言えると思うし、
割り切ってしまえばどうということはないので、気にしないことにする。

むしろ問題はそこから先の展開……いや、それでは少し語弊があるか。
全体的なストーリー展開は先が読めるものの、なかなか面白いのだ。
けれども、進み方が駆け足過ぎていて、シーン毎の描写が希薄になっており、
盛り上がりの起伏にも欠け、最初から最後まで淡白な印象しか残らない。

もっと詳しく言うと……前作と比較しても栓の無いことかもしれないが、
例えば「武器屋」では、七人もの個性的な少年少女たちが一挙に登場し、
武器屋の開店に向けて協力したり、問題を前に意見をぶつけ合ったりする過程で、
それぞれのキャラクター性や考え方のスタンスの違いが更に強調されており、
それが七人各々の魅力をより一層引き立てる役割を果たしていたと思う。
お子様経営者であるマーガスたちに、次から次へと押し寄せてくる様々な問題は、
それ自体が物語の勢いを大きく加速させて、中だるみを防止すると共に、
最後まで読み手を強く引っ張り続ける起爆剤にもなっていただろう。

だが「テツワン」では序盤が『一回戦』『二回戦』と区切られており、
しかも、それをただ消化するだけの盛り上がりに欠けるものとなってしまっている。
その後にしても中だるみが激しく、終盤は盛り上がりそうな展開であるはずなのに、
勢いが唐突過ぎるため、読み手は中だるみの気分をそのまま引き摺り続け、
オチが大体予想できることもあって、一向に盛り上がらないまま終了を迎えてしまう。
正直、ストーリー展開が起爆剤としての役目を果たしていないように思う。

そして盛り上がらない理由がもう一つある。
この小説は主人公の一人称なのに、彼の心情がどうにも分からないのだ。
今回の主役は人間不信の引きこもりで、基本的に根暗かつ反抗的な性格をしている。
こういうタイプは、ただでさえ大楽さんの文章とは相性が悪いように感じられる上に、
駆け足展開に引き摺られて、彼の心情が細かく描写される機会は殆ど無いため、
主人公が単なる状況の説明役にしかなっていないような印象を受ける。
当然、主人公であるグレンをネガティブ属性に設定した以上は、
ポジに向かうグレンの心情変化の推移は、肝心な要の部分となってくる筈なのだが、
上記のように描写に乏しく、彼に人間的な厚みや深みがまったく出てこない。
終盤におけるグレンの台詞も、描写の積み重ねが無い故に重みが感じられず、
薄っぺらな軽さを伴った白々しさを覚えてしまわざるを得ないのは致命的だと思う。

脇役にしても、魅力が引き出しきれているとは言い難い。
ただでさえ妙にキッチリと区切られてしまっているシークエンスの中で、
キャラクターが入れ替わり立ち代わりに、申し訳の顔見せ程度にしか現れない。
他人にロクに興味が無い主人公の性質も悪い方向に相まって、
ほぼ全ての登場人物が揃いも揃って印象が薄くなってしまっている。
特に姫と傭兵騎士の扱いに関しては、描写の乏しさが最悪に影響しているだろう。
彼らの描写が不十分なままに、あのような展開にしてしまうのは悲しすぎる。
これではまるで、単純に物語的に不遇のキャラクターだというだけでなく、
書き手から大した意図も無いのに酷くぞんざいな扱いを受けたキャラクターという、
物凄くマイナスで痛ましい印象ばかりが残ってしまうように感じられた。

全体的な設定は好みだし、先行きも気になっているので期待はしたい。
大楽さんらしい雰囲気も感じられるので、今後を楽しみにしたいとは思う。
この微妙さは、伏線張りとかのしがらみに囚われたが故のものだと思いたい。
けれども正直、この一巻の時点では自信を持ってお薦めすることはできません。

……偉そうに色々と言ってしまって、何というか、申し訳なし。
二巻は来年の二月頃らしいので、全力で期待しつつ待ちたいと思います。
日曜日の演舞は無事に成功を収めた。
みんな良く頑張ってくれた。教えた甲斐があったというものである。
私も自信の無かった下段からの納刀が上手く決まったので、素直に嬉しい。
年末の稽古収めまで、もう一頑張りするとしよう。



ソードワールド2.0DSを買ったのだが……正直、かなりひどい出来をしている。
シナリオはまあいいんだ。イラストも美麗だった。そこに文句は無い。
ゲームブックらしいデッドリーなところもあったし、スリリングで良かった。
まあ豪語していた文庫数冊分のシナリオとかいうのは、流石に嘘な感じだけど。
(そりゃ分岐の組み合わせを全パターン繋げれば、数冊分にはなるかもしれん)

以下、ネタバレを多少含むため、プレイする予定の人は見ない方が賢明。


●とりあえず、ゲームブックなんだから校正はしっかりやってくれ。
 誤字脱字が多すぎる。些細な脱字程度ならあまり口煩くする気もないけれども、
 ダンジョン探索で東を西と間違えたりするのは勘弁しろ。錯乱するわ。
 マッピングにかなり手間取っちまったじゃないか。


●つーか、これ本当にSW2.0? HAHAHA! 冗談だろ?
 文章を読み進めているだけで経験点が溜まっていく……わけがわからんぞ。
 技能レベルは5Lvまで上昇可能。即ち、冒険者レベルも5Lvまで。
 何かしらの技能を1Lv上げるごとに、全能力値が1ずつ上昇しやがる。
 一体どうなってるんだよ、この意味不明な超絶成長率は……。
 技能上昇に必要な経験点は1000→1000→1500→1500→2000といった具合。
 TRPGと違って全技能共通のテーブルを使用しているらしい。
 しかし成長がどうとか言う以前の問題として、
 どの技能がどうゲームに影響するのか、説明書に記載が一切無い。
 TRPG版を知らないユーザーにとっては、不親切極まりないにも程がある。
 いやそれ以前に、戦闘系以外の技能の扱いをどうにかしてくれ。
 大抵の判定は素振りでもほぼ成功するし、失敗しても結果には大差がない。
 失敗したら死亡するような判定の場合は、ピンゾロ以外は成功する始末。
 ぶっちゃけ戦闘技能のレベルだけ上げていれば、全然大丈夫な感じである。
 能力値についてもどう影響してるのか不明。特に精神力の存在意義が謎過ぎる。
 だってMPに関係なく、無尽蔵に魔法が撃てるんだもの。


●むしろ、これって本当に完成してるのか?
 魔法使い編で、細かい分岐は覚えてないが……、
 1.図書館で隠し入り口を調べて進入、
 2.南西の部屋の宝石を嵌め込む扉から地下へ(動かないレバーじゃない方)
 3.魔神から教えてもらった隠し入り口から城の地下へ
 4.デリアを助けない
 5.エレオノーラをユニコーンの角で助ける
 ……というルートを辿ったところ、脱出中にいきなり文章が停止した。
 マシンのエラーではない。だが、文章がそれ以上進まないのだ。
 恐らく、これはバグというやつだろう。文章の繋がりが絶たれている。
 全分岐を確かめるのは大変だろうが、デバッグくらい真面目にやってくれ!

 
●細かいところを言わせてもらうと
 セーブデータが一個しか作成できないのは、ちょっとなぁ……。
 そんなにゲームデータで容量を使ってるとは到底思えないし、
 セーブデータ保存分の容量くらいは、確保できそうなものなんだけど。
 キャラ作成時の所持経験点が表示されないのも微妙。
 経歴も一つだけ獲得するが、これが影響するのかしないのかも分からん。
 死亡すると五回まで蘇生出来るが、あと何回出来るのかは表示されない。
 魔法使い系技能で覚える魔法が適当すぎ。もうちょい差別化してよ……。
 既読スキップのやり方が説明書に載ってない。大事な操作だぞ。
 つーか、二章までしかないんだったら、前編・後編の表記にしようよ。


●評価したいところ
片手でほぼ操作できるようになってるのは、高く評価したい。
戦闘も大体は片手で操作出来る分でどうにかなる。ここは良い出来をしている。

グラフィックとシナリオは全然OK。なかなか面白かった。
ゲームブックらしさも表現されていた。デッドリー万歳。



……やれやれ、こんなに粗が目立つゲームは久しぶりだったぜ。
そのうち投売りされるんだろうな。初回限定版を買った私の立場はどうなる。
いやまあ、ルルブにもほとんど載っていない大陸図が手に入ったし、
ダイスストラップも、造りは雑だが好みのセンスをしていたから良いんだが。

戦士編も魔法使い編も、ベストエンドは迎えた。
続きはどうするかな……グラフィックはあと二枚埋まってないんだよな。
手製の分岐表もまだまだ作りかけなんだが、いまいち頑張る気になれん。
古武術の演舞が、いよいよ明日に迫っている。
当初はどうなることかと思ったものだが、どうにか抜刀術は見られるものになった。
園児と小学生だということを考えれば、十二分に及第点だろう。
すっかり刀の扱いにも慣れたのは良いことではあるが、
まるで玩具を弄ぶ様に、微塵も緊張感や恐怖感を覚えていない様子なのは、
見ていて少しばかり心配になり、つい声を荒げて注意してしまう。
模造とはいえ、怪我をする要素には事欠かない代物なのだ。
切っ先はかなり鋭いし、力任せならば切りつけることも出来る。
刀を自宅に持ち帰って練習しているのは、感心するべきことだけれども、
張り切りすぎて怪我をしていないかが心底気がかりである。

なお、二人が演舞内容を土壇場で忘れる可能性と、見栄えのよさを鑑みて、
結局のところ、私も同じ舞台に立つ羽目になってしまった。ぎゃふん。
むしろ自分がトチってしまわないかの方が、よっぽど心配である。
明日が怖い、怖すぎる……けれど、二人をリードせねばならん立場だ。
他の子供達に指示を出す役割だってある。緊張してる場合じゃない。
一応は指導役の肩書きだ。生徒の前では大人として、腹を括って頑張ろう。
冷え込みの厳しい朝が増えてきた。
寒さには強い方だと自負してはいるが、服装は冬に向けて厚手化の一途を辿り、
約束されるべき安息の領域であるコタツも既に準備は完了済み。
布団を出すにはまだ早いが、タオルケットと毛布の二枚体制にも移行した。
透き通るような朝の日差しは凛として鋭く、暖かくはないが心地よい。
しかし冷ややかな大気の一撫では、凍える吐息に他ならず、
幼児のごとく毛布に包まっては、ささやかな抵抗を試みる日々が巡り来る。
にゃふ。







先日までは、愛猫も容赦ない寒波が小さな身体には耐えかねたのか、
必死で丸くなったり、人や猫に擦り寄るという防衛策を講じているようだったが、
あまり効率の良い方法だとは思えなかったので、上着をかけてやってみた。
大概、猫は何かを掛けられたりするのは嫌がるものなのであるけれど、
背に腹は変えられなかったらしい。そのまま気持ちよさそうに眠り始めた。
その様子を見てコタツの設置を決断。我はやらねばならぬのだ。
不思議と、猫のためなら嫌が応でも身体が動く。御猫様には敵わない。
そういえば二匹とも、もう9才か。早いものだ。
長生きしてくれよ。まだお前さんたちは、先代の半分しか生きてないんだぜ。
言っても栓のないことだとは思うが、呟かずにはいられない。


もう片方のブログ(Reckless Stars)で、
ナイトウィザードTRPGで進行中のキャンペーンに関して記事を纏めている。
GMから「俺のイマジネーションのためにも好き勝手に設定とか追加していいから、
全力で思うさま、気が済むまで書くがいい。つーかむしろ書け」(意訳)
とのお達しがあったため、せっせと肉付けに励んでいるのだが、
内容を箇条書きに纏めたまではいい。だが、思うように文章化できない。

そもそも、このブログを始めて3年も経過したけれど、文章力は全く進歩していない。
多少は考えながら紡いでいるつもりだ。しかし相変わらず低劣な文章構成力。
文才などないのは承知の上。だけど、少しは進歩してもよさそうなものなのにな。
語彙、文脈構成、表現のバリエーション。
悪い点や足りない点はいくらでも挙げられる。良い点は見つからない。
どうすれば、せめて自分で納得するに足る程度のものが書けるのか。
一定の時間を置くと、過去に書いた文章は直視するに耐えられない。
外見も内容も下劣だ。表面上ですらこんなに均しあぐねいているのだから、
小説など一生かかっても書けないだろう。
ああいう生きた文章というものと、私の文章は、何かが根本的に違う気がする。
……とりあえず、記事を纏めないとな。別に文章力を求められてるわけじゃないし。
自身の妙なこだわりにかかずらっても意味がない。ネタを提供しなければ。


週末に、里帰りしていた知人と会った。
今年就職した社会人一年生で、仕事と家事の両立に苦労しているようだった。
随分と痩せていたが、仕事は大変ながらも順調な様子であり、
世界が広がったことで、プライベートも一層の充実を見せているようだ。
話したのはごく僅かな時間ではあったけれど、元気そうで安心した。
いや、私の心配など余計なもの以外の何物でもないな。
私よりも、よっぽど頑張るということを知っている人だ。
煩悩が多く、切り替えが下手で、嫌なことからは目を背けて、
中途半端に投げ出しては失敗ばかりの、口先だけの私には、
他人の心配をするなど、おこがましいの一言に尽きるというものだ。
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