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虚呂路

虚呂路

                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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日曜日の演舞は無事に成功を収めた。
みんな良く頑張ってくれた。教えた甲斐があったというものである。
私も自信の無かった下段からの納刀が上手く決まったので、素直に嬉しい。
年末の稽古収めまで、もう一頑張りするとしよう。



ソードワールド2.0DSを買ったのだが……正直、かなりひどい出来をしている。
シナリオはまあいいんだ。イラストも美麗だった。そこに文句は無い。
ゲームブックらしいデッドリーなところもあったし、スリリングで良かった。
まあ豪語していた文庫数冊分のシナリオとかいうのは、流石に嘘な感じだけど。
(そりゃ分岐の組み合わせを全パターン繋げれば、数冊分にはなるかもしれん)

以下、ネタバレを多少含むため、プレイする予定の人は見ない方が賢明。


●とりあえず、ゲームブックなんだから校正はしっかりやってくれ。
 誤字脱字が多すぎる。些細な脱字程度ならあまり口煩くする気もないけれども、
 ダンジョン探索で東を西と間違えたりするのは勘弁しろ。錯乱するわ。
 マッピングにかなり手間取っちまったじゃないか。


●つーか、これ本当にSW2.0? HAHAHA! 冗談だろ?
 文章を読み進めているだけで経験点が溜まっていく……わけがわからんぞ。
 技能レベルは5Lvまで上昇可能。即ち、冒険者レベルも5Lvまで。
 何かしらの技能を1Lv上げるごとに、全能力値が1ずつ上昇しやがる。
 一体どうなってるんだよ、この意味不明な超絶成長率は……。
 技能上昇に必要な経験点は1000→1000→1500→1500→2000といった具合。
 TRPGと違って全技能共通のテーブルを使用しているらしい。
 しかし成長がどうとか言う以前の問題として、
 どの技能がどうゲームに影響するのか、説明書に記載が一切無い。
 TRPG版を知らないユーザーにとっては、不親切極まりないにも程がある。
 いやそれ以前に、戦闘系以外の技能の扱いをどうにかしてくれ。
 大抵の判定は素振りでもほぼ成功するし、失敗しても結果には大差がない。
 失敗したら死亡するような判定の場合は、ピンゾロ以外は成功する始末。
 ぶっちゃけ戦闘技能のレベルだけ上げていれば、全然大丈夫な感じである。
 能力値についてもどう影響してるのか不明。特に精神力の存在意義が謎過ぎる。
 だってMPに関係なく、無尽蔵に魔法が撃てるんだもの。


●むしろ、これって本当に完成してるのか?
 魔法使い編で、細かい分岐は覚えてないが……、
 1.図書館で隠し入り口を調べて進入、
 2.南西の部屋の宝石を嵌め込む扉から地下へ(動かないレバーじゃない方)
 3.魔神から教えてもらった隠し入り口から城の地下へ
 4.デリアを助けない
 5.エレオノーラをユニコーンの角で助ける
 ……というルートを辿ったところ、脱出中にいきなり文章が停止した。
 マシンのエラーではない。だが、文章がそれ以上進まないのだ。
 恐らく、これはバグというやつだろう。文章の繋がりが絶たれている。
 全分岐を確かめるのは大変だろうが、デバッグくらい真面目にやってくれ!

 
●細かいところを言わせてもらうと
 セーブデータが一個しか作成できないのは、ちょっとなぁ……。
 そんなにゲームデータで容量を使ってるとは到底思えないし、
 セーブデータ保存分の容量くらいは、確保できそうなものなんだけど。
 キャラ作成時の所持経験点が表示されないのも微妙。
 経歴も一つだけ獲得するが、これが影響するのかしないのかも分からん。
 死亡すると五回まで蘇生出来るが、あと何回出来るのかは表示されない。
 魔法使い系技能で覚える魔法が適当すぎ。もうちょい差別化してよ……。
 既読スキップのやり方が説明書に載ってない。大事な操作だぞ。
 つーか、二章までしかないんだったら、前編・後編の表記にしようよ。


●評価したいところ
片手でほぼ操作できるようになってるのは、高く評価したい。
戦闘も大体は片手で操作出来る分でどうにかなる。ここは良い出来をしている。

グラフィックとシナリオは全然OK。なかなか面白かった。
ゲームブックらしさも表現されていた。デッドリー万歳。



……やれやれ、こんなに粗が目立つゲームは久しぶりだったぜ。
そのうち投売りされるんだろうな。初回限定版を買った私の立場はどうなる。
いやまあ、ルルブにもほとんど載っていない大陸図が手に入ったし、
ダイスストラップも、造りは雑だが好みのセンスをしていたから良いんだが。

戦士編も魔法使い編も、ベストエンドは迎えた。
続きはどうするかな……グラフィックはあと二枚埋まってないんだよな。
手製の分岐表もまだまだ作りかけなんだが、いまいち頑張る気になれん。
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無題

更新されたブログとは,内容が関係ないのですが,過去に紹介された本の七人の武器屋の作家 大楽さんが新しい本のシリーズ(もうご存じだと思いますが・・・・)テツワンレイダーが発売されました.もう,七人の武器屋の最終巻が出てから1年半ぶりの新作ですね.

まあ,本の感想は,あくまで私の意見ですが・・・・・・・やっちゃった感が・・・・・・私の意見ですから,読み終わったら感想聞かせて下さい.
NONAME 2009/11/19(Thu)22:06:34 編集

もうちょいお待ちください

大楽絢太さんの期待の新作「テツワンレイダー」。
早く読みたいとは思いつつも、まだ手に入ってませんorz
「七人の武器屋」のように、問答無用で熱くなれるシーンがあれば最高なんですが……。

「唐突戦記大楽」(大楽さんのブログ)に書かれていたことですが、
今回のシリーズは、前作以上のロングスパンとなる構想の下に進められているそうです。
ですから、一巻は伏線張りに終始している可能性もあるよなぁ……と、
胸中で期待と不安が鎬を削っていたりしますが、読了したら軽く感想を書こうと思います。
獅子笑い 2009/11/22(Sun)10:05:14 編集
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