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虚呂路

虚呂路

                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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ポメラによるものなので、読みにくい可能性があったりなかったり。



デジモンクロスウォーズの第二話が放送されましたが、機器のトラブルで録画に失敗。
小学生の頃も、放送を見逃してしまった週は延々と凹み続けていたもんだが、この年になってもかなりのダメージを受けることが判明した。
幸いにしてネットで流れているのを視聴できたが……うぅむ、高画質で見たかった。
ようやく傷も癒えてきたので、感想でも述べるとしようか。

第二話にして喧嘩を始める……というか、意見が一致しないタイキとシャウトモン。
タイキは友人を巻き込んでしまった責任を重く見ており、一刻も早く現実世界への帰還を希望する。しかしシャウトモンとしては、ジェネラルであるタイキの助力を得なければ、キングになることができない。無印やフロンティアなど、導入において唐突にデジタルワールドへ飛ばされるタイプの典型的な展開である。歴代作品では、デジモンたちは帰還を望む子供たちに対して咎めるようなことを言った覚えはないが、シャウトモンは必死になって止めようとしているのが印象的である。危機が迫っていることを自覚しているキャラとしては当然の行動であるはずなのだが、それは裏を返すと、子供たちの帰りたいという台詞に対して反応が薄い歴代のパートナーデジモンたちには、危機意識がないも同然ということにもなってしまうな……。

無印では、デジタルワールドという概念そのものを理解できない子供たちに対して、パートナーデジモンたちは、ただひたすら「ここはデジタルワールドなんだって」と繰り返すばかりだった。デジモンは現実世界を知らないが故に、現実世界の対比としてのデジタルワールドの概念を説明できなかったのかもな。
無印におけるパートナーデジモンは、子供たちに出会えたことを喜び、彼らのことを知りたがる姿勢が目立った。子供たちは帰還の意思を持ち続ける一方で、勝手に敵が攻めてくるので、危機に対応せざるをえなかった。エテモン戦後の太一や、ヴァンデモンによる現実世界の危機、ヴェノムヴァンデモン戦後における決断など以外は、危機に対してやや受動的で、使命感などに基づいた積極的行動は、あまりなかったような気がする。むしろ使命感に取り付かれた場合は、悪い方向に転がったこともあったな……(アグモンの暗黒進化とか)。世界のためだとか、そういう壮大なものよりも、目の前にある危機、身の回りの大切なものを守ろうとする意思。そういうものを基点とした、小さな戦いの積み重ねによって、物語が描かれていたように思う。たまに顔を出す使命感にしたって、それは世界よりも仲間を助けるために発露したものばかりだったはずだ。となれば、多数の勢力による戦乱を描くクロスウォーズとは、根底からコンセプトが異なる物語なのかもしれない。

フロンティアでは、ボコモンとネーモンが説明役だが……どんな説明してたっけ? こちらも導入においては、無印と似たような感じだったと記憶している。帰還の意思については統一されていなかったものの、基本的には現実世界に帰る方針だったはずだ。その意思の転換については……どうだったかな。セラフィモンが散ったあたりか? まあ、人間の意志なんて流動的なもので、どのタイミングで転換したかなんていう境界線は曖昧なもんだが。ケルビモンとの決戦の前後、オファニモンとの対話の辺りから、救世主の自覚が明瞭になったような気がする。

まあ、それはともかくとしてだ。
タイキは親切だが、その優しさは無分別ってわけじゃないみたいだな。
困っている人には躊躇なく手を差し伸べるけれども、軽い理由でただ頼るヤツは容赦なく切り捨てる。シャウトモンに対する「それはお前の夢だろ」という台詞は、あまりのドライッぷりに爆笑してしまった。だが、シャウトモンの語る「キング」が秘める本当の意味を知ったことで、それは撤回されたようだ。「困っている人は放っておけない」という「使命感」を、タイキは元々持っているだけに、バグラ軍との戦いに臨む理由付けは、あっさりと成立しそうな雰囲気である。ただ、友人を巻き込みたくないという意思は持ち続けているため、帰還の方法も模索を続けるだろう。となれば、アカリやゼンジロウがデジタルワールドに留まるための理由付けをどうするのか。そもそも帰れないよ、というオチだったら嫌だなぁ……その答えは、明日分かるだろう。

次回は、デジタルワールドに来ている他の人間のひとり(ライバル)と接触する。予告では、「俺の配下になれ」などと、何処かの生徒会長みたいな上から目線を披露してくれたが、そんな彼のパートナーはグレイモン&メイルバードラモン。デジクロスでメタルグレイモン!
グレイモンはウィルス種っぽいのはともかく、頭部が先走ってメタル化しているような質感。メイルバードラモンはバードラモンの亜種っぽいが、どこがバードラモンですか三行で説明しろ。従来の姿を知る者としては、豆鉄砲と卓袱台返しを同時に喰らったようなデザインが素敵です。

あと気になったのは、
 ・キュートモンの声が馬鹿みたいに甲高いこととか。ていうか、♂なのか!?
 ・予告から次の敵はオロチモンかな、と思っていたらやっぱりそうでした。
 ・タイキさん、死にそうな状況で「歯を食いしばれ!」ってどういうことですか!(笑)
 ・X2は凄まじく玩具じみたデザインだな。オメカモンと並べて飾りたくなるような感じである。

まあ、キュートモンに関してはそもそもデジモンに性別はないからとか言い訳してみる。
言い訳になってないのは気のせいだ。気のせいなんだよ。


◎今週のレオモンさん
上司のタクティモンから「もう一度だけチャンスをやろう」的な慈悲深いお言葉を賜ったので、懲りずに軍勢を再編成し、早速グリンゾーンに再び侵攻を開始したようだが……。
シャウトモンたちに倒されたその日の内に、どういう経緯があったのか、メタルグレイモンにボコボコにされて辛酸を舐めさせられる。シャウトモンたちの街に送ったプテラノモンもあえなく撃墜されてしまい、ぶち切れるマッドレオモンさん。
こうなったらと言わんばかりに、隠し玉と思しきオロチモンを率いて、翌日にはシャウトモンたちの街の付近まで肉薄することに成功する。そして勝手に無防備になってくれていたタイキたちを発見し、その手に掛けようとするが、油断していたのか、眼に砂をぶっ掛けられて悶え苦しむ羽目に陥ってしまう。目がぁー! 目がぁぁ――ッ!!
この不意打ちによって更にボルテージマックスのマッドレオモンさんは、逃げる子供たちをオロチモンに追撃させるのだが、このとき、周囲に散開していた手下が、逃げるタイキたちを取り押さえようともしなかった役立たずぶりが笑える。
ケムリと何とかは高いところが好きとはいうが、マッドレオモンさんはプテラノモンに乗って高みの見物と洒落込みつつ、いよいよ袋の鼠となったタイキたちに突撃するオロチモン。殺った!と思いきや、そこにはオロチモンを受け止める忌々しいシャウトモンの姿があった。
業を煮やし尽くしたマッドレオモンさんはオロチモンを吸収して、またもや戦隊モノよろしく、巨大なマッドレオモン(オロチモード)の姿に 大 変 身 !
……つーか、便利な身体してるよな。完全に吸収することを除けば、デジクロスと同じような理論だと思うんだが。そうしてオロチなマッドさんは一時はシャウトモンとバリスタモンを圧倒するわけだが、シャウトモンが語るキングの本当の意味を知ったタイキによってX2が発動され、あえなくフルボッコにされてしまって、軍勢ともども敗走の憂き目に遭うのだった。
第二話も生き残れたのはいいとして、タクティモンにお仕置きされてなけりゃーいいんだが。



ポケモンの新タイトルでは3×3のバトルが導入されるとかなんとか。
ダブルバトルでも十分にややこしいが、とうとうトリプルバトルを持ち出してくるとはなー。
これで戦術が大幅に変わる部分もあるのだろうが、やや安直な仕様拡張の仕方であるような気もする。初代に比べれば、タイプの増加、持ち物や特性の追加などにより、戦略の幅は大いに広がってきたものだが、こういう「既存のものの数を増やす」というやり口を取ったということは、そろそろ進化の袋小路ということか。

いや、まあ、遊び手としては楽しめるのならばそれでいいのだ。

けれども、これから先において、単純にポケモン、技、特性、タイプなどを増やすばかりの新作になったとしたら、それはちょっとばかし、味気ないというか、物足りないというか、失望するのだろうな。システムがろくに変わらないゲームなんてごまんとある。いま遊んでいるデジモンストーリーなんかも、前作とは違いというほどの違いもありゃしない。(これについては、バンダイの豚としての愛で補完できるから問題ないが)。

だが、これまでポケモンは何度も画期的な新要素をもって戦略の進化を繰り返し、遊び手を魅了し続けてきた。もちろん、ポケモンがこれほどに多くの人々を惹き付ける理由はそれだけではないだろう。しかし、根幹となる育成とバトルについて、既存の完成形に妥協しない姿勢は、確かに魅力のひとつのはずだ。それが発展の限界を迎えているとするならば、変化を失ったシステムはその輝きを曇らせることになるだろう。

ポケモンは世界的な人気作だ。その勢いが簡単に失速することはないだろうが、惰性で続く作品は必ず衰退していく。かといって、進化する方向で迷走を続ければ、それはそれで失望を買うことになる。ぶっちゃけると、デジモンの失敗はその類だと思われるorz。
どんなものにだって限界はあるだろう。
だが、ファンとしてはポケモンの袋小路がまだ遠いことを祈りたいものである。

……まあ、ぜんぶ妄言や戯言の類なのだけれども。
新システムの話題で未来の話とか、飛躍しすぎだし。私が小難しいことを述べる場合、八割くらいの確率で、もっともらしい思い付きを勢い任せで並べているだけだ。
だから、これに限らず、私の発言を本気で受け取るのは避けた方が賢明というものであるからして、ポケモンファンの人は私に対して石を投げたりしないように。

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