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虚呂路

虚呂路

                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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ここしばらくの間、古武術でずっと『中段ジュギ』という技を練習している。
これは中伝の技の一つなので、それなりに会得は難しいものなのだと思う。
無刀取りという動きを取り入れた棒術技であり、他にも同系統の技が存在する。
確か、『一文字ゴギ』とか『平一文字ハクギ』という名前だったか。
カタカナ部分の漢字は、現代における常用ではない古いものだったり、
そもそも見せて頂いた武術書が達筆すぎて、どんな字か判別不能だったりするので、
まったくもって様にならないけれども、カタカナでしか書き表しようがない。
ちなみに無刀取りとはどういうものかというと、私も完全に理解してなどいないが、
要は、残心も含めた紙一重で無駄なく斬撃を避ける極意のようなものだと思う。
簡単そうに見えるかも分からないが、こういう一見して単純な動きにこそ極意はある。
そして、その極意を掴むことこそが最も重要なことであり、難しいことなのだろう。
基本となる動きの極意を会得できなければ、それを利用した技は無様に歪むだけ。
基本が出来ない者に、それらの組み合わせや応用が体現できる道理はないのだ。

道場には私よりも格上の兄弟子も来ている(外人さんが多い)。
基本的に私以外の方々は段位を持っており、その技量は私など足元にも及ばない。
(まあ、日本人としてはやや情けないが事実は事実。いつかは追い付きたいものだ)
けれど、彼らも今回の無刀取りを取り入れた一連の術技には梃子摺っており、
四時間ほど稽古をしても、師の動きを再現することは出来ずにいた。
古武術に限ったことではないが、基本は『見る』ことが大切だ。
特定の部分にのみ気を取られず、術技を構築する動きの全体像を把握して、
その肉体の動きや体重の移動の変遷の軌跡を辿り、
如何にして相手や手にした武器に影響を及ぼしているのかを見切らねばならない。
柔道などの武道においては、新入りは一定の期間、延々と受身をやらされると聞くが、
これは受けの過程で攻め手の動きを目と肉体に焼き付けるためなのだろう。

このままでは埒が明かないため、私も何度か師の技を受けてみることにした。
すると、横で見てたときとは、師と棒の動きが随分と違って見えた。
体の開きが相手の攻撃を誘うようにやけに大きく、踏み込む角度もかなり前方。
最初の動きでは棒先は殆ど位置を変えず、身体と棒尻だけが動いている。
続いての棒を相手の胸元に突き込む動きは真っ直ぐなものではない。
振打のようであり、突き込みのようでもあり、棒の角から抉り込むような一撃だ。
これは棒心を取った手を支点として、棒尻を取った手を力点とした動き。
下方の右から滑り込んで胸元に迫り来る、不意を突いた合理的な一撃だった。
それこそ、私は突き込みが来ることは分かっているのに反応できないほどのもの。
その後の動きも、思い込んでいたものとは随分と異なっていた。
だが、不出来な私としては珍しいことに、動きのどの部分が異なるのかだけでなく、
具体的にどのようにして異なっているのかまで、ある程度の理解ができた。
動きに込められた意味を理解できなければ、ただの猿真似になるだけ。
最初はゆっくりと確かめるように順序立てて、一連の動きを分割して再現し、
徐々にそれらを繋げて滑らかな流れとしていく……たぶん、この動きで良い筈だ。
何となく、手応えを実感したので師に動きを見てもらうことにする、
すると、突き込みの部分までは十分な出来と評価をいただくことができた。
その先に関してはまだ不完全なので諸手を挙げて喜ぶことは出来ないが、
最近はスランプ続きだったため、これは相当に嬉しかった。

その後は、相手役だった兄弟子に、最初の動きについてコツを教えたら、
すぐに向こうの方が上手になってしまい、逆に細かい指導を受ける羽目になった。
うーん、やっぱり段位持ちは凄いな。全然敵わないったらありゃしない。
しかしまぐれとはいえ、真っ先に動きの極意を掴むことができた。
抉り込まれた胸はズキズキと痛むけれど、スランプからは抜けられそうな気がした。
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私は旧ソードワールド・セッションでキャンペーンを行っているのだが、
その舞台として用いているのは、アレクラスト大陸ではなかったりする。
俗に言うファーランド・セッションというものだろうか。
魔法王国時代に、魔術師よりも賢者としての性質に偏った者たちが大陸を出奔し、
新たな研究と知識の材料と苗床を求めた旅の末に辿り着いた新天地。
古の賢者と奴隷を祖として繁栄した人々によって築かれた一つの国家。
そんな世界観を土台に進行中のキャンペーンだ。

私にとっては、このキャンペーンの第1話が初めてのTRPGにして、初GMだった。
しかし、TRPG自体に慣れていないにも拘らず、何故に既成の世界ではなく、
独自の舞台を設定したのかと問われれば、血迷ったからとしか言いようがない。
二年前に作成した諸設定を、今になって見返してみると、やはり粗過ぎる。
かなり付け焼刃で急場凌ぎの代物としか思えない作り込みの無さ。
基礎から地理関係や歴史を見直す必要があるのは重々承知の上だったが、
結局は着手しないまま、そうこうしている内に、妙なことになってしまった。

キャンペーンのPLの一人が、彼の友人と新たにキャンペーンを始めたという。
彼が地元でTRPGについて話したら、何人かがそれに興味を持ったそうで、
彼らと一緒にソードワールドで遊んでみることにしたらしい。
それは良い。TRPG人口が増えるのは良いことだ。問題は別にある。
何故か、彼らはセッションの舞台にアレクラストではなく私の設定を採用したのだ。
しかも事後承諾。あまりの噴飯ものに椅子から転げ落ちてしまったわ。

大丈夫なのか……? と、かなりの不安を抱かずにはいられなかったものの、
動き出したキャンペーンを止めるわけにもいかないので、ひとまず静観することに。
それからは、彼らのキャンペーンの様子についてたびたび報告を受けている。
意外と順調にセッションは進行しているようで、たまに相談を受けたりもするが、
面白そうな提案が多いので、割と彼らの好きに任せてしまっている状態だ。
先日は地図を作ってみたとのことで、コピーを貰って拝見すると、
やけに気合の入った作りこみをしていて、見ているだけで楽しかったり嬉しかったり。
だが、私は一応は原案者の立場だ。感心ばかりしてても仕方がない。
双方のセッションを円滑に進行するためにも、とっとと見直しをする必要があるな。
向こうの設定とすり合わせながら、しっかりと再構築するとしよう。


遅まきながらもドラマガを購入。
テツワンレイダーの短編が載っているのだが、怖くて読めない。読めないよ。
うぅむ、踏ん切りがつかない。誰か私に勇気をください。


そういや、デジモンの新作ゲームはガチだったけれども、
巷の噂になってる「デジモンアラウンド」とやらはどうなんだろうな。
Vジャンに情報が出たとか、ガセ情報もかなり出回っているようだが、
現在もその真偽は謎のままのようで、具体的な情報も出てきていない。
仮に放送するとなると、その枠はやはり日曜の朝になるのだろうか。
ドラゴンボールの再放送は、DVD-BOX販促などの思惑に拠るものっぽいので、
フリーザ編でそのまま放送終了を迎えてもおかしくはないから、
その時間帯の新番組として放送する可能性を拭いきることはできない……。
しかし先日まで、これに関してもどうせガセなんだろうなと思っていたのだよな。
新アニメの件は当初から小耳に挟んでいたが、セイバーズの評判を鑑みると、
再びアニメ化するという勇気もとい蛮勇を発揮した企画は現実味がない。
けれども、ゲームが出ると確定したということは……アニメもガチかもしれん。
Wiiで発売するらしい「デジモンロケーション」は、アニメと連動との話もあるそうな。
といっても、Wiiは持ってないから素直には喜べないが。
キーチェーンゲームもしばらく出てないが、新作のデジヴァイスを作ってる最中かも?
うーん、来年は一体どうなるのやら……。

勢いで三枚目。

一年前からDSソフトの『デジモンストーリー ムーンライト』が行方不明だったのだが、
先日冬物への衣替えの最中、ダウンジャケットのポケットの中から無事に発見した。
いまさら途中から再開するのも微妙なので、データを消して再出発。
手間がかかる要ジョグレスデジモンのための準備を序盤から計算しておき、
主要メンバーはカオスモンやらインペリアルドラモンパラディンモードやら、
かなり恐ろしげな奴らへと間もなく進化できるところまで頑張って持ってきた。
有用な技を集めるために、何本もの進化ルートを行き来する手間は結構しんどい。
能力値は特訓で結構上げられるから、それほど保持に拘らなくてもいいんだが。

そんな私の様子を見た知り合いが「よくやるなぁ」と呆れ半分に呟きつつ、
寝耳に水で、聞き捨てなら無いことを口走った。

「確か、また新しいデジモンのゲームが出るよな」

…………え? おいおい冗談だろう? そんな情報聞いた覚えは無いぞ?
私はデジモンウェブや、メジャーなデジモンサイトは週一で巡回してるけれども、
今年に入ってからはまったくと言っていいほど、新たな動きは無かったはずだ。
去年だって年初めにDS用ソフトの『デジモンチャンピオンシップ』が出たくらいで、
あとは公募によるオリジナルデジモンが二体発表されただけだったんだ。
ガセだろ? ガセに決まってるさ! そう思ったものの、どうにも捨てきれない可能性。
帰宅して、最近はあまり覗いていないファンサイトなども確認してみることにする。
すると、ある単語が目に留まった……。


「デジモンストーリー ロストエボリューション……だと…?」

マジであった。ガセじゃなかったよ。疑ってすまんかった。


何故にデジモンウェブに告知すら記載されていなかったんだ……。
いやでも『チャンピオンシップ』の時だって、告知は全くされてなかったな……。
私が回っていたサイトは管理人が多忙で更新されていないのか、
それ以前に、未だこのタイトルの存在を知らないのだろうかな……?
つか、情報開示はいつだったんだ……11月20日みたいだ…………。
もう公式サイトも出来てるじゃん。なんてこった。まさに一生の不覚。

しかし、よし、まだデジモンは終わってないぞ。
たまごっちの再起に負けてなんかいないんだぜ。
いやまあ、どっちも同じ会社のものだから勝ち負けとかないけどな。

二枚目の記事。

引き出しの中を整理していたら、ヘッドセットタイプのマイクを発掘した。
安価だったから購入したはいいけれど、結局は一度も使っていない代物である。
電子機器はたまに電気を通さなければ壊れてしまうが、こういうものはどうだろう?
ちゃんと機能するかどうかを試すついでに、自分の声を録音してみた。
入力、出力、ともに良好。マイクスキンが無いわりにはノイズも少ない。
しかし自分の声を外側から聞くというのは、なんとも妙な気分になる。
カラオケでは歌うのに集中しているし、携帯電話の録音はノイズが酷いため、
落ち着いた状態で、こうして自分の声を外部から聞くのは初めてかもしれない。

それにしても、面白みの無い声である。
思ったよりも低く、地平線のようにフラット。感情の薄い声音。
感情を込めて声を出してみても、違いを殆ど表せない。
昨今ではボイスブログやネットラジオがあちらこちらに氾濫しており、
その中には、耳触りの鮮やかな良い声をしている方々も随分いるものなのだが、
彼らの『声』は自然のものなのだろうか、それとも作っているのだろうか。
当然、後者の方が多いのだろうとは思うが、前者の人もいるのだろうかな。
今更ながら『声』の世界というのも実に奥深いものなのだと、何となく実感した。

やや私信気味の内容。

貸し借りの為に、友人から所有しているラノベのリストを受け取ったのだが、
タイトルの誤記や判別に困る箇所が散見され、全体的に分かり難かったため、
前々から自分の書籍整理のために目を付けていた『ブクログ』というサイトを利用して、
彼の所有書籍の目録の纏めを試みることにした。

http://booklog.jp/users/sisiwarai/All?display=list

うーん、流石と言うべきか。電撃文庫だけでも結構な所有数だな……。
だが、私の記憶に拠れば、彼が購入した電撃文庫はもっとあった筈だ。
そこで記憶に沿って問い質してみると、やはり多少の書き漏らしがあるっぽい。

改めて、正確に所有しているタイトルを纏めておきたいなら、
上記のリンク先のリストに記載されていない書籍をチェックして教えて下さい。
追加は私の方でやっておくので。



ついでに重い腰を上げて、自分の書籍もリスト化したいところだが、
ブクログって一冊につき一つのカテゴリしか書き込めないのか……?
となると、私と彼の両方が所有している書籍のカテゴライズはどうしたものか。
いざ使ってみると、色々と不便な点も多いのだな……。

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・主にラノベ・ジュブナイル系
・サブカルチャー全般が好き
・王道は避け気味
・古武術歴17年だが激弱
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