虚呂路
虚呂路
やたらと自己分析に耽っていた頃。
今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
辺境さんがラジオ収録にあたって「ライトノベルの表紙」について意見を募っているようだ。
Twitterやってないから私は何も言えないけど、表紙かぁ……。
昨今の表紙っていうと美少女・肌色が大多数を占めている、というのは偏見だろうか?
私は既に主要な読者としての立場ではないから断言はできんのだが。
もはや流行のタイトルもよく分からないしね。
多くの支持を受けて隆盛を遂げたジャンルは同時に多くの嫌悪にも取り巻かれるのが必定。
良くも悪くも注目を受けることで、それらは一層の存在感を示すことになる。
実際の出版における比率とは関係なく、現場のプロモーション次第で注目度は操作できる。
私が抱いている『萌え』ばかりが溢れているという印象はただの錯覚かもしれない。
だが、売れるジャンルが多く出版されるのも事実だろうから『正しい認識』として話を進めよう。
出版は商業なのだから『売れる』を基準にするのは間違っていない。
『美少女・ハーレム系』という記号を持つ作品は売れるのだから多くの割合を占めるのは自然。
そしてコンセプトの都合上、表紙をはじめとするイラストの傾向も限られてくる。
あからさまな萌え・お色気でなくとも、美少女ヒロインが描かれるのは最低限のラインだろう。
大体において購買者と作品のファーストコンタクトはタイトルあるいは表紙絵になる。
当然だがタイトルとイラストでは断然イラストのほうが情報量は多い。
表紙絵は購買者に作品のジャンルとスタンスを最も端的に示すための『顔』ということだ。
だから、萌え系ラノベの表紙が悉く美少女に席巻されていても文句は無い。
そしてラノベの多くが肌色に溢れていても、人気のあるジャンルなのだから納得するしかない。
ただ、これは本当に私の思い込みなのかもしれないけど。
別に萌えやお色気が第一ではない作品にまで、このデザインが流入している気がする。
『取り合えず美少女を描いておけば売れるだろう』みたいな感じで。
『むしろ美少女キャラだけ置いておけば良いよね』みたいな酷いものもある。
背景も無く、世界観を示す小道具や演出も無く、ただ美少女がポーズ決めてるだけの。
先にも書いたけど、表紙とは購買者に対する顔であり端的な自己紹介である。
視覚的に作品のジャンル・雰囲気・登場人物像を示すものなのだ。
多くの人の手に取らせやすくするためだとしても、これはいけないと思う。
商業としての思考においては正しいのだとしても、それではあまりに欺瞞に満ちている。
なにより、本来なら出会っていたかもしれない読者を奪っているかもしれない。
多くの支持を受けるジャンルは同時に多くの嫌悪にも取り巻かれると言った。
流行におもねることで、実際の内容とは無関係に作品から目を背ける人も多く生まれる。
この考えが間違いで無いなら、本来ならファンになったはずの人を失いかねない。
そして実際の内容と齟齬がある作品は本当のファンを得られずに終わる。
まして『とりあえず美少女キャラだけ表紙に置いておこう』ってのは怠慢でしかない。
どんな内容の作品なのか、どんな雰囲気の物語なのか。
表紙の存在意義を根底から無視していて、前提が美少女ありきになってしまっている。
まるで卵が鶏を喰らっているかのようだ。
表紙は人の顔などと同じように第一印象であり、それは重要だが、第一印象でしかない。
表紙だけでは長くは売れないし、末永い支持者は多くは生まれないだろう。
これを続けていればラノベはジャンクフード的な読み捨てるだけのものにしかなりえない。
かなり極論だろうけど、私はそんな風に思っている。
辺境さんが想定した方向性とはだいぶ違ってるだろうけど、独り言だから良いよね。
Twitterやってないから私は何も言えないけど、表紙かぁ……。
昨今の表紙っていうと美少女・肌色が大多数を占めている、というのは偏見だろうか?
私は既に主要な読者としての立場ではないから断言はできんのだが。
もはや流行のタイトルもよく分からないしね。
多くの支持を受けて隆盛を遂げたジャンルは同時に多くの嫌悪にも取り巻かれるのが必定。
良くも悪くも注目を受けることで、それらは一層の存在感を示すことになる。
実際の出版における比率とは関係なく、現場のプロモーション次第で注目度は操作できる。
私が抱いている『萌え』ばかりが溢れているという印象はただの錯覚かもしれない。
だが、売れるジャンルが多く出版されるのも事実だろうから『正しい認識』として話を進めよう。
出版は商業なのだから『売れる』を基準にするのは間違っていない。
『美少女・ハーレム系』という記号を持つ作品は売れるのだから多くの割合を占めるのは自然。
そしてコンセプトの都合上、表紙をはじめとするイラストの傾向も限られてくる。
あからさまな萌え・お色気でなくとも、美少女ヒロインが描かれるのは最低限のラインだろう。
大体において購買者と作品のファーストコンタクトはタイトルあるいは表紙絵になる。
当然だがタイトルとイラストでは断然イラストのほうが情報量は多い。
表紙絵は購買者に作品のジャンルとスタンスを最も端的に示すための『顔』ということだ。
だから、萌え系ラノベの表紙が悉く美少女に席巻されていても文句は無い。
そしてラノベの多くが肌色に溢れていても、人気のあるジャンルなのだから納得するしかない。
ただ、これは本当に私の思い込みなのかもしれないけど。
別に萌えやお色気が第一ではない作品にまで、このデザインが流入している気がする。
『取り合えず美少女を描いておけば売れるだろう』みたいな感じで。
『むしろ美少女キャラだけ置いておけば良いよね』みたいな酷いものもある。
背景も無く、世界観を示す小道具や演出も無く、ただ美少女がポーズ決めてるだけの。
先にも書いたけど、表紙とは購買者に対する顔であり端的な自己紹介である。
視覚的に作品のジャンル・雰囲気・登場人物像を示すものなのだ。
多くの人の手に取らせやすくするためだとしても、これはいけないと思う。
商業としての思考においては正しいのだとしても、それではあまりに欺瞞に満ちている。
なにより、本来なら出会っていたかもしれない読者を奪っているかもしれない。
多くの支持を受けるジャンルは同時に多くの嫌悪にも取り巻かれると言った。
流行におもねることで、実際の内容とは無関係に作品から目を背ける人も多く生まれる。
この考えが間違いで無いなら、本来ならファンになったはずの人を失いかねない。
そして実際の内容と齟齬がある作品は本当のファンを得られずに終わる。
まして『とりあえず美少女キャラだけ表紙に置いておこう』ってのは怠慢でしかない。
どんな内容の作品なのか、どんな雰囲気の物語なのか。
表紙の存在意義を根底から無視していて、前提が美少女ありきになってしまっている。
まるで卵が鶏を喰らっているかのようだ。
表紙は人の顔などと同じように第一印象であり、それは重要だが、第一印象でしかない。
表紙だけでは長くは売れないし、末永い支持者は多くは生まれないだろう。
これを続けていればラノベはジャンクフード的な読み捨てるだけのものにしかなりえない。
かなり極論だろうけど、私はそんな風に思っている。
辺境さんが想定した方向性とはだいぶ違ってるだろうけど、独り言だから良いよね。
PR
ブログ内検索
カレンダー
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
リンク
フリーエリア
最新コメント
プロフィール
HN:
獅子笑い
性別:
男性
職業:
病院で写真撮る人
趣味:
読書・TRPG・古武術
自己紹介:
・趣味に頼って生きている
・活字中毒者の疑惑
・主にラノベ・ジュブナイル系
・サブカルチャー全般が好き
・王道は避け気味
・古武術歴17年だが激弱
・猫は正義
メール:
greed0106★yahoo.co.jp
・活字中毒者の疑惑
・主にラノベ・ジュブナイル系
・サブカルチャー全般が好き
・王道は避け気味
・古武術歴17年だが激弱
・猫は正義
メール:
greed0106★yahoo.co.jp
カウンター