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虚呂路

虚呂路

                          やたらと自己分析に耽っていた頃。 今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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昨日は楽しいエイプリルフールでした。
思い返せば、四月馬鹿のネタをリアルタイムで存分に見て回れたのは初めてである。
いままではパソコンを自由に使えなかったからなぁ。

それにしても、みんな本当に凄いとしか言いようがない。
むしろ、自分って何もできないんだなぁ……ということを痛感した日でもあった。

辺境さん、吉村さん、日向さんは23才の頃には立派なクリエイターだったんだよなぁ。
矛さんは同い年、高町さんに至っては年下なんだぜ……。

私のような中身のない人間にならないように若い人には頑張ってもらいたいものである。
戯言を弄して虚勢を張って欺瞞と踊りながら卑屈の闇を彷徨う羽目になるからね。


ずっと前に「文体診断ロゴーン」ってのをやってみたことがあるんだが。
文体を診断することで各種評価と近似した文体の著名作家を教えてくれるサービスだ。

前回は寡聞にして聞き覚えのない徳冨蘆花という明治・大正の文豪と似ているといわれた。

「文章の読みやすさ」  B  読みやすい
「文章の硬さ」  C  やや硬い
「文章の表現力」  A  とても表現力豊か
「文章の個性」  A  とても個性的

分析は以上のような結果。

で、久々に昨日の記事を用いて再診断してみたところ。

「文章の読みやすさ」  E  一文が長い
「文章の硬さ」  B  文章がやや柔かい
「文章の表現力」  A とても表現力豊か
「文章の個性」  A  とても個性的

文体が最も似ている文豪は「浅田次郎」でした。

今度はとんでもねぇビッグネームが出てきたー!?
「蒼穹の昴」や「鉄道員」で知られる超有名な作家さんじゃねーですか!

文章が長いのは当然ながら自覚している。
昔よりも柔らかい表現が増加傾向にあるのは恐らく良いことなのであろう。
表現力は同じく豊かで、相変わらず個性的……らしい。
私程度の表現力を豊かと評するなんてランク付けのハードルが甘すぎるだろうに。

所詮はシステマチックな診断であまり当てにならないが、参考にできる程度の信憑性はある。
もっと端的ながらも表現豊かな文章を綴れる様になりたいものである。


リ:デジタイズから更なる香ばしい危険な香りが……。
オメガモンの胸部に注目してみると刻まれている紋章が何やらおかしい。
本来は勇気と友情の紋章をくっ付けた形なのに、どこからどう見ても勇気の紋章です。
おーい、友情は何処に行ったんだよ!?(笑)


-今日の一冊-
「少年少女飛行倶楽部」

加納朋子氏による青春の部活動小説。

中学一年生の海月は親友の樹絵里にある部活動に誘われる。
それは「空を飛ぶこと」という目標を掲げた珍妙なる「飛行倶楽部」であった。

倶楽部に在籍する先輩に一目惚れしたが、あまりの胡散臭さに独りで入部するのは不安。
そんな不誠実な理由で樹絵里に無理やり巻きこまれた海月であったが、
まあ面白そうではあるという理由と世話焼きな性格から一緒に入部することに決める。

しかし飛行倶楽部は海月と樹絵里を含めてたったの四人なので部として認可されていない。
空を飛ぶ方法を考える以前に部活として認められなければならないのだ。
とはいえ当然ながら「変な部」として見られている飛行倶楽部に人はなかなか集まらない。

神という珍妙奇天烈な苗字の部長は理想を語るばかりで具体策は皆無。
先輩の海星は「いい人」ではあるが野球部との兼業で忙しいし頼りにはならない。
樹絵里は海月に頼りっきりでまるで役に立ちやしない。

かくして世話焼きで苦労性の海月は飛行倶楽部のために忙しい日々を送ることになる。
飛行倶楽部は部として認められるのか? 空を飛べる日は来るのだろうか?

まあ、珍妙な部活モノというのはありがちなモチーフではあるのだが。
それでも青春モノには心地よい読後感があると思う。
現実的ではない無茶もご都合主義も笑って許される、魔法を必要としないファンタジー。
まったくもって不思議なジャンルである。

色々とベタでお約束な作品ではあったが面白かった。
部長が執拗に空を飛ぶことを追い求める理由付けも良かったな。
他のキャラも個性的だが良いところもあれば悪いところもある奴らで親しみが持てた。

飛行倶楽部には樹絵里みたいに能天気な奴もいれば、悩みを抱える奴も入ってくる。
事情なんて人それぞれで違うけど倶楽部は海月を中心に次第に纏まっていって、
やがては空を飛ぶという目標に本気で向かっていく。

自分自身としては、こういうのって暑苦しいから苦手なんだけど。
それでもこういう作品が好きなのは、心のどこかに憧れを置いてきたからなのかなぁ。
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