虚呂路
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
右目がすこぶる不調という件について触れたが、そこから話を広げてみよう。
右目の調子が悪くなると、私は別の意味で不安になることがある。
冗談にしか聞こえないと思うが「幽霊が見えるようになる」んじゃないかと思うのだ。
何故なら、私の母は「見える人」で、幼少から心霊体験を聞かされてきたせいである。
母は日常的にその類が見えているそうで、語り口には無駄に説得力がある。
そのせいで、私は滅法ホラージャンルに弱くなってしまった。
一方、私は幸いにもこれまで心霊現象の類を目にした経験はない。
目にしたことはないが、どうも幼少から耳鳴りや空耳を覚えることが異常に多い。
人身事故から復旧したばかりの路線に乗った際の経験は、本気で怖かった。
電車が走行する規則的なガタンゴトンという音に混じって、別の音が聞こえてきたのだ。
私は窓を背にして座っていたのだが、それは窓ガラスを叩く音に思えた。
まるで、私の背後の窓ガラスを、誰かが手の平で外側から叩いているような音である。
ガタンゴトンに混じって、バンバン、バンバン、と聞こえてくるのである。
気のせいと思えばそれまでだが、私は鳥肌が立つほど怖かったので振り向けなかった。
正面の窓ガラスが鏡となって背後を映すことも恐れ、ずっと目を閉じていた。
ひょっとすると、私は「聞こえる人」なのかもしれない。
それが母から受け継いだ性質ならば、見える日が訪れないとも限らないように思う。
願わくば、そんな不幸な異能が目覚めることのありませんように……。
季節外れの心霊話だが、生憎とフィクションではないのであしからず。
ビームが出たら愉快なんだが << | HOME | >> 攻撃こそ最大の防御! |
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
・活字中毒者の疑惑
・主にラノベ・ジュブナイル系
・サブカルチャー全般が好き
・王道は避け気味
・古武術歴17年だが激弱
・猫は正義
メール:
greed0106★yahoo.co.jp