虚呂路
虚呂路
やたらと自己分析に耽っていた頃。
今にして思えば、あれは『分析』と同時に『構築』でもあり、きっとあれこそが己の酷く短い思春期だったのだと気付いた今日この頃。
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数少ない知人の一人と、半日以上メッセで会話する日々が続く。
その半分は取りとめもないボケとツッコミであり、三割程度はちょっとした論議だ。
そして残りの二割は、相手もまたクリエイターもといイラストレーターを
目指す者なので、たまに創作に関して話が及ぶこともある。
もっとも私たちは職業としてクリエイターを志しているわけではなかったりする。
けれども、趣味だとしても遊び半分では碌でも無い物しか創れないであろうから、
多少は真面目に考える。
「半分あきらめてるオレがいる。何かさ、死に物狂いで必死で勉強してる人に
対して失礼な気がしてな。オレ全然必死じゃないし」
「お前が誰かにそんな感情を抱くとはな」
「オレも一応人の形をしている限り、そういうこともありえるんじゃぁ、無いかと…」
「俺は考えてばっかりで実践できんのだよな……」
「どうも指と精神がオレの考えてる通りに働かないんだ」
「技術面に関しては、練習あるのみだろ」
「する気が起きないw」
「でも忙しくなると、やりたくなるんだよなww」
「そうそう、授業中とか、描きたくてしょうがなかった」
「結局、今のところは嫌なことに対する逃避や自慰行為なのか?」
「それに近い。殆ど手慰みだからな」
「うーむ。そういう点で、俺らは完全に向き合っていないのかもな」
「オレの場合は、向き合えないのかも…」
「でも、趣味で続けていく分には、それでいい気もするんだよなぁ」
「オレの場合、そうすると人並みレベルに行くまで三十になってると思う…」
「けどよ、創作芸術の類は、技術だけでなく本人の内面も反映されるぜ?
年を重ねないと出せない色ってのもあるんじゃなかろうか」
「だからって、技術のスキルアップをさぼって良いことにはならないよな」
「うむ……確かに。とりあえずはやってみないと始まらん。練習せにゃ」
「どんなに良本の参考書読んだって、やる気の出し方は載ってないからな…
辛くても少しずつやっていけば仕事になったとしても、経験は役に立つかも」
「結論どころか纏まりの無い会話になっちまったな。趣味だとしても中途半端な
向き合い方じゃ上達せん。だからといって、苦痛を感じるんじゃ趣味にならんし」
「今日はここら辺にしとこう。埒が明かないと思うから。後日また、と言うことでっw」
「あぁ、また明日な」
他人と会話すると、思考が自己完結で終わらないのが利点だ。
けど、自分の考えですら整理できないのに、次々新たな疑問が生まれてしまう。
それでも、誰かと話し合うって、何かいいよね。
人付き合いやしがらみは嫌いだけど、この感覚は本当に良い。
彼と交流している理由は、お互いを友人だと認めていないからだ。
あえて言うなら、ビジネスライクな同志だと思っている。
周りから見るとそう思わないかもしれんが、少なくとも互いに思いやりは無い。
だからこそ、好き勝手に忌憚無く言い合えるのかもしれない。
そしてそれは、ある意味自分にとって理想の対人関係なのかも。
近すぎず、遠すぎないこの関係を維持していきたいと思う。
あと、一人称がいつもと違うのは気にしない。気にしてはいけない。
その半分は取りとめもないボケとツッコミであり、三割程度はちょっとした論議だ。
そして残りの二割は、相手もまたクリエイターもといイラストレーターを
目指す者なので、たまに創作に関して話が及ぶこともある。
もっとも私たちは職業としてクリエイターを志しているわけではなかったりする。
けれども、趣味だとしても遊び半分では碌でも無い物しか創れないであろうから、
多少は真面目に考える。
「半分あきらめてるオレがいる。何かさ、死に物狂いで必死で勉強してる人に
対して失礼な気がしてな。オレ全然必死じゃないし」
「お前が誰かにそんな感情を抱くとはな」
「オレも一応人の形をしている限り、そういうこともありえるんじゃぁ、無いかと…」
「俺は考えてばっかりで実践できんのだよな……」
「どうも指と精神がオレの考えてる通りに働かないんだ」
「技術面に関しては、練習あるのみだろ」
「する気が起きないw」
「でも忙しくなると、やりたくなるんだよなww」
「そうそう、授業中とか、描きたくてしょうがなかった」
「結局、今のところは嫌なことに対する逃避や自慰行為なのか?」
「それに近い。殆ど手慰みだからな」
「うーむ。そういう点で、俺らは完全に向き合っていないのかもな」
「オレの場合は、向き合えないのかも…」
「でも、趣味で続けていく分には、それでいい気もするんだよなぁ」
「オレの場合、そうすると人並みレベルに行くまで三十になってると思う…」
「けどよ、創作芸術の類は、技術だけでなく本人の内面も反映されるぜ?
年を重ねないと出せない色ってのもあるんじゃなかろうか」
「だからって、技術のスキルアップをさぼって良いことにはならないよな」
「うむ……確かに。とりあえずはやってみないと始まらん。練習せにゃ」
「どんなに良本の参考書読んだって、やる気の出し方は載ってないからな…
辛くても少しずつやっていけば仕事になったとしても、経験は役に立つかも」
「結論どころか纏まりの無い会話になっちまったな。趣味だとしても中途半端な
向き合い方じゃ上達せん。だからといって、苦痛を感じるんじゃ趣味にならんし」
「今日はここら辺にしとこう。埒が明かないと思うから。後日また、と言うことでっw」
「あぁ、また明日な」
他人と会話すると、思考が自己完結で終わらないのが利点だ。
けど、自分の考えですら整理できないのに、次々新たな疑問が生まれてしまう。
それでも、誰かと話し合うって、何かいいよね。
人付き合いやしがらみは嫌いだけど、この感覚は本当に良い。
彼と交流している理由は、お互いを友人だと認めていないからだ。
あえて言うなら、ビジネスライクな同志だと思っている。
周りから見るとそう思わないかもしれんが、少なくとも互いに思いやりは無い。
だからこそ、好き勝手に忌憚無く言い合えるのかもしれない。
そしてそれは、ある意味自分にとって理想の対人関係なのかも。
近すぎず、遠すぎないこの関係を維持していきたいと思う。
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読書・TRPG・古武術
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・趣味に頼って生きている
・活字中毒者の疑惑
・主にラノベ・ジュブナイル系
・サブカルチャー全般が好き
・王道は避け気味
・古武術歴17年だが激弱
・猫は正義
メール:
greed0106★yahoo.co.jp
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